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屋代島の南、佐連の沖に浮かぶ沖家室島は、本島である屋代島とは沖家室大橋によって架橋されています。
いにしえには海上交通の要所として栄え、カムロ千軒と云われるほどの繁栄を誇っていましたが、時代の流れとともに人口が流出し、現在では人口も200人を切るまでに減少しました。
しかし島の持つ進取の気鋭は失われることなく、過疎高齢化が進む現在においても様々な試みによって大きな注目を集める島です。
1983年3月18日に架橋された全長380mの沖家室大橋は、宮本常一氏の言葉である「離島振興法ができたから島がよくなるのではない、島をよくしようとするとき離島振興法が生きてくる」をスローガンに島民一丸となって架橋に尽力して架けられた希望の橋です。
橋の袂には宮本常一氏の教えに則り「此の橋は全国同胞の協力によってできました。感謝します。沖家室島民」と記された感謝の碑が据えられいます。
また沖家室島に所縁のある永六輔氏が架橋後来訪された際に「橋は島を繋いだ。橋は心を繋ぐだろうか」という言葉を残されましたが、島民は「心を繋ぐ架け橋」をテーマとしてその答えとしています。
橋のたもとにある大波止(写真左中)は「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」に選出されるなど日本の原風景を色濃く残す島であり、昔話で有名な鱶地蔵(写真右)や昔ながらの路地裏通りなども一見に値します。(写真左は沖家室大橋入口、写真右中は消失中であったものが開島400年に合わせて返還された二宮金次郎像)
大島大橋を渡り左折、国道437号線を車で走ること約30分。
西方から片添方面へ右折後約20分走ると左手に沖家室大橋が見えます。
■詳細地図 沖家室島