みかんの島のみかん狩りは10月上旬開園!
山口県のみかん生産量の8割を担う周防大島は「みかんの島」として親しまれています。
みかんの島のみかん狩りは10月上旬に開園予定ですので、周防大島を代表する秋の行楽を楽しみに是非ともご来園ください。(※誠にお手数をお掛けいたしますが、みかん狩りのご予約は各みかん園まで直接お電話にてお申込みください)

みかん狩り・観光農園
http://www.suouoshima.com/kanko/nouen.html


山口県みかん生産量の80%を担う周防大島は「みかんの島」として親しまれています。
周防大島における柑橘全体の生産量は9,177トン、このうち温州みかんの生産量は7,905トンに上り、市町村別では有名産地に引けを取らない生産量を誇ります。(2013年調べ)
古くは江戸時代から続く周防大島とみかんの関係を、近年話題のみかん鍋の取り組み等を交えながらご案内します。



山口大島みかんの先駆と称される藤井彦右衛門が嘉永元年(1848年)の秋、紀州(和歌山県)方面に旅行した際に同地のみかんに強く心を引かれ、栽培法や気候・土質等を調べ、大阪泉南地方で苗木を買って帰り、日前坂本の畑に植えたのが「山口大島みかん」の始りだといわれています。
藤井翁は自家のためだけでなく郷土のために、その農業構造の質的改革を図ったとして、今も山口大島みかんの先駆者として敬われています。

山口県の先人たち(外部リンク)
http://heisei-shokasonjuku.jp/senjindb/fujiihikouemon/

藤井彦右衛門に続く中興の祖として、接ぎ木のプロフェッショナルとして山本萬之丞、みかん増殖の父として品川秀助など、先覚者たちの苦心と努力によって、山口大島みかんは品質ならびに生産量を高めていきました。

昭和30年代には全国的な温州みかんブームが到来、ご多分に漏れず周防大島もみかん産地としての全盛期を迎えました。
当時の好景気を語るたとえ話として「みかん畑1反(約991u)あれば子どもを県外の大学に行かせることができる」「みかん農家一年分の収入で自宅を新築できる」と言われていました。
みかんを出荷する際、昔は重たい木箱を使っており、現在のダンボール箱へと変わったのが昭和40年代ですが、この頃には全国的な生産過剰による価格の暴落が起こり、昭和47年の大暴落を機にみかん生産量は減少の一途をたどり始めました。

時代が移り平成の世になると、様々な分野で近代化が進みました。
JA山口大島の柑橘選果場では、果実を光センサーに通して、実の大きさ、糖度や酸度、傷の有無などをチェックします。
チェックを終えた果実はコンピューターによってレーンに振り分けられた果実をダンボールに入れるんだけど、その前にもう一度、職員の目で一つひとつの品質をチェックすることで品質を。
温州みかん・ポンカン・伊予柑・不知火(デコポン)・せとか・せとみ・なつみの順に旬の柑橘が選果場に運び込まれ、繁忙期には一日に約80トンもの量が選果されます。

※温州みかん
極早生(10月〜11月上旬)→早生(11月上旬〜下旬)→中生(11月下旬〜12月上旬)→普通(12月上旬〜2月中旬まで



味が濃くて糖度と酸度のバランスがよい山口大島みかんは、周防大島が誇るべき名産品で「みかんの島」の名に恥じない美味しいみかんです。
近年では山口大島みかんでも最上級の品質を誇るブランドみかんの「島そだち」や、山口県固有の晩柑種である「ゆめほっぺ」なども登場し、周防大島産のみかんは多くの方々にご愛顧いただいています。
また、みかんは様々な栄養価が含まれる果物であり、下記のような効能が得られます。

ガンの抑制
ガン抑制物質として知られるベータカロチンが温州みかんに多く含まれることはよく知られている事実ですが、その5倍ものガン抑制効果があるベータ・クリプトキサンチンが、みかんに多く含まれていることが近年新たに発見されました。
みかんを毎日2個食べるだけでガン抑制に著しい効果を発揮するといわれています。(細胞にベータ・クリプトキサンチンによってバリアを張ることでガン細胞への変身を防ぐ)

美容効果
美容と健康に欠かせないビタミンですが、みかんにはこのビタミンが多く含まれています。
ビタミンCは空気や熱に触れるだけで壊れてしまうのですが、みかんの実は袋に守られているため壊れることなく摂取できます。
また、みかんの袋やスジに含まれる食物繊維ペクチンは、水溶性の良質な繊維であり腸の中で水分を調節し便秘を解消してくれます。
このようにみかんに含まれるビタミンとベクチンの働きにより、美しいお肌が得られるのです。

成人病予防
脳卒中、高血圧、糖尿病、痛風などの恐ろしい成人病ですが、みかんはこれら成人病予防にも効果を発揮します。
みかんの袋やスジに含まれるヘスペリジンは血管を丈夫にし、また血中の中性脂肪を分解することもできます。
これにビタミンCの効能が加わることで脳卒中、高血圧を解消する力を発揮します。
また、みかんは糖尿病や痛風の予防にも効果があり、成人病予防の強い味方なのです。

お子様の健康管理
ビタミンCを効率良く摂取できるみかんは、寒い冬の風邪予防に最適の果物です。
毎日1個召し上がっていただくだけで、嫌な風邪をお子様に寄せ付けません。

山口県みかん生産量の約90%を担う周防大島は「みかんの島」として親しまれています。
また収量だけでなく、その美味しさも産地としての評価を高めています。
秋から冬にかけてのシーズンになると、みかん狩りと名物料理みかん鍋を楽しむ人で「みかんの島」は大いに盛り上がります。

みかん狩り入園料
中学生以上500円・小学生400円・未就学児300円

開園期間
10月〜12月(開園期間は園によって異なります)

みかん農園一覧
松田園(小松) TEL 0820-74-2301
川元園(小松) TEL 0820-74-4177
若林みかん園(小松) TEL 0820-74-4712
秋田農園(椋野) TEL 0820-72-1299
児玉園(久賀) TEL 090-9066-0729
岸田みかん園(久賀) TEL 0820-72-0673
中野園(平野) TEL 0820-78-1963
橋本園(森) TEL 0820-78-0398
フルーツランド大島(椋野) TEL 0820-73-1517

山口県みかん生産量の80%を占める「みかんの島」こと周防大島が誇る、温州みかんと新鮮な魚介類がタッグを組んだ新しい名物料理・・・その名もズバリ「みかん鍋」。
誇るべき温州みかんの産地として、また瀬戸内の魚介類の宝庫として「周防大島のアイコンとなる名物料理を!」との熱い想いから誕生しました。
みかん鍋とは以下の定義に基づく具材や薬味、調理方法を遵守した、周防大島で話題沸騰中の名物料理です。

其の一 
体に優しい橘皮が香る「鍋奉行御用達」の焼きみかん

其の二 
爽やかな柑橘の香りを練り込んだ地魚のつみれ

其の三 
薬味としてピリリと辛いみかん胡椒

其の四 
お鍋の最後はふわふわメレンゲによるみかん雑炊